平手斎場の館長の服部です。
吹く風も柔らかな季節となりましたね。
お一人、おひとりの人生の歩みが異なるように、それぞれに葬儀の形があります。
先日、ご自宅での葬儀をお手伝いさせて頂きました。
故人様、ご家族様も、
「最期は自宅であたたかい葬儀をして欲しい」と、
強いご希望があり、自宅にて葬儀が執り行われました。
今回は、玄関をあがってすぐに受付を設営致しました。
受付の机の飾ったお写真は、
故人様が「10代」の頃のもので、ご親戚様はもとより、
お参りにみえたご近所様からも、
「きれいだね」と声があがり、思い出話しが始まりました。
祭壇を設営して、お飾りした遺影写真をご覧になった喪主様は、
「本当に今までありがとう」とお手を合わせられ、
涙ぐまれていました。
お柩の上には故人様が製作されたお人形が飾られました。
故人様のご実家に先日帰られた際に、
見つけられたようで、人形の全てが紙で作られていて、
「本当に手先が器用だったね」と皆様笑顔で作品を
お近くでご覧になれました。
ご家族様、ご近所様より「ありがとう」と
感謝の気持ちを込められ、お花を手向けて頂きました。
故人様の出生地は遠方で、参列できなかった皆様も
おみえになるかと存じます。
故人様に代わって喪主様より、「今まで本当にお世話になりました」と
お言葉を頂戴しております。
ご家族の皆様、大変お疲れ様でございました。