平安会館 大府斎場の田尻と申します。
街の木々の間から陽光が降り注ぐ十月のひと日…
別れを惜しむ声が響き渡りました。
ご親族の方々を中心にしめやかに通夜式が執り行われました。
祭壇の近くには、故人様がお好きでいらした日本酒をご家族でお供えされました。
それだけでは寂しいからと、ご夫婦のお写真を一緒に…
お揃いの手作りフレームがとても可愛くて温かい気持ちが形となり表れていますね。
こちらは通っていらしたデイサービスにてお作りになったようです。
もちろん、愛用の帽子も忘れません。
バックミュージックには、お好きでいらした名曲の数々にて…
昔は料理人でいらした故人様は、厳しい時代の中、京都の有名店にて修行されたそうです。
お店には、多くの方々が寿司をはじめ天ぷらや刺身など自慢料理を求められ賑わったそうです。
首相もお越しになったことがあるとか。
今では、これも何かの縁なのでしょうか。
お孫様が料理人を目指して修行中とのこと…
「それを知ったときの父はとても嬉しそうで。」と娘様方がお話下さいました。
これよりはお別れのときです。
体調の崩しやすい季節となってきましたので、どうぞご自愛くださいませ。
お疲れ様でございました。
(写真後列 左端:田尻 右端:小島)