平安会館 みなと斎場服部でございます。
春を待ちわびる如月の一日、一件のお葬儀をお手伝いいたしました。
水明想華という名前のこの商品は
本来は献灯のための商品でございます。
献灯とは、仏式であれば焼香。キリスト教であれば献花。神式であれば玉串奉奠。といった
お参りの方法の一つであり、最近では無宗派葬などでこの献灯が見られるようになってまいりました。
水を張った水槽に、火のついたローソクを浮かべてお参りします。
「今回はこの水明想華を使って、そのあかりの中で父へのお経をあげたい」
という喪主様の式への「こだわり」をお聞きしながら、会場を作り上げました。
配置した水槽は8組、用意したローソクは200個にもなりました。
私自身初めての試みであったので、うまくいくか少し不安を感じながらの準備でした。
通夜が開式し、式場の電気が消され祭壇の電気とローソクのあかりだけになると
式場は神聖で美しい空間となりました。
そこにお寺様のお経が響いたとき、感動で胸が震えました。
「こんなお式もあるんですね。とてもきれいですね」
そんな、ご会葬の方からのありがたいお言葉も頂戴いたしました。
通夜・葬儀ともに無事終了致しました。
ご家族の方は、事前からの準備などもあり本当にお疲れのことかと存じます。
寒い日が続きます。
どうぞご自愛くださいませ。
みなと斎場 スタッフ一同