平安会館 平針赤池斎場の米田です。
桜の蕾もほころび始めた4月のひと日、大切なお父様のご葬儀をお手伝いいたしました。
沢山の花に囲まれ優しい瞳で皆様を見守るお父様…
その横には、豊明マラソンでの勇士を納めたお写真と、その功績を讃えた賞状をお飾りしました。
マラソン以外にも、スキーや山登りがご趣味だったというお父様…。
思い出のお写真で綴ったビデオの中では、そのお姿を拝見することが出来ました。
「とっておきの写真なんです。」
と、皆様のお若い頃のお写真を選ばれた喪主様。
ビデオを見て驚き、時には笑顔を見せる皆様のお傍で、きっとお父様もご一緒に微笑まれていたことでしょう。
ご夫婦仲睦ましく並ばれた金婚式のお写真からは、お2人の強い絆を感じることが出来ました。
お式の中では喪主様に前に出ていただいてのお勤めも御座いました。
お勤めをされるご導師、ご寺院方、そして喪主様とご家族の皆様によって、お父様のお式を挙げていただくこととなりました。
通夜・葬儀の二日間は、近隣の方々にご参列いただきました。
お柩の傍で「帰りますよ。」「朝ごはんですよ。」「○○さんが来ましたよ。」と常に声を掛けていらした喪主様のお心遣いに誘われてか、参列された方々もお柩の中のお父様に暖かなお声を掛けてみえました。
お別れの際は、お別れ水にゲレンデで飲まれていたお砂糖たっぷりの珈琲をご用意しました。
式の前には長女様が
「ここまで長生きしてくれたんだから、暗いお葬式じゃなくてお疲れ様の式なんだよ。」
とご家族にお話していらっしゃいました。
「お疲れ様でした。」と見送られながら、彼の地では、ゆっくり珈琲を飲みながらきっとゆったりおくつろぎになられることでしょう。
ご遺族ご親族の皆様、本当にお疲れ様で御座いました。
平針赤池斎場スタッフ一同、心よりご冥福申し上げます。