平安会館 名古屋斎場 鈴木です
梅雨の雨に濡れた木々がひとりでに輝く6月・・・
朝凉の中、大切なお母様をお送りいただきました。
働きながら家事や子育てに一生懸命だったお母様。
沢山の苦労やつらさを表にださず、愛情を持って接していたそうです・・・
綺麗なお花で彩られた花祭壇中央のお写真。
その表情からはお母様の優しさが伝わります・・・
ここ六年ほどは施設での生活。
会いに行くと、ニッコリ微笑んでくれたお母様・・・
そんなお母様の笑顔を胸に御焼香でございます。
仕事を離れてからは自分の時間を楽しむかのように
書道教室へ通っていたそうです。
お母様が展覧会に出展した作品・・・
ほんの一部ではございますが、式場にお飾りをいたしました。
「素敵な作品ね・・・」
皆様、うっとりと眺めておりました。
愛用されていた筆も作品のお近くにお飾りいたしました。
師範のお免状を持つほどの腕前でもあったお母様・・・
「いつも使っていた筆は、せっかくだしお柩の中にいれてあげようか・・・」
飾られた作品や筆を眺めると、
今でも穏やかな人柄や、ぬくもりが伝わります・・・
二日間お疲れ様でございました。
彼の地のお父様と一緒に、筆を取られていることと存じます・・・
季節の変わり目ではございますが、体調崩されませんようご自愛ください。
お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
【左側:鈴木】