こんにちは 平安会館 有松斎場の田尻と申します
桃の節句が近づき、少しづつ春の訪れを肌で感じる3月
家族思いで、皆様に慕われていらした一人の尊き女性のご葬儀を
お手伝い致しました
祭壇中央からは春の陽だまりのように皆様を温かく見守って下さっている故人様
高校を卒業されてからはボランティアに取り組まれていらしゃったそうで
お勤め先では30年以上も事務の仕事に尽力され
晩年では事務長まで勤めていらしたとのこと
本来であれば、多くの交友関係のあった皆様にお知らせをして
式への参列をご案内するべきだったのかもしれませんが
外出自粛が呼び掛けられる中でご家族の方々が密を避ける為に…と
ご本人の遺志を汲み取って家族中心の葬儀となりました
三人姉弟の姉として、お二人の娘様の母として人生を歩んでいらした故人様
「私がお父さんとお母さんの面倒をみるから任せて」
「いざとなったら後ろから支えてあげる」
と娘様がご両親に仰って下さったそうです
想い出話をして下さったお母様は涙ぐんでみえました
療養中やこの度の参列が叶わなかった皆様からの
数えきれないほどの手紙や色紙をはじめ
大好きだったドラえもんを模した折り紙作品などがお供えされました
喪主を務められた弟様からご挨拶を賜り…
溢れんばかりの彩り豊かな花々をはじめ手紙や色紙、折り鶴などを手向けて
いただいてのお別れのお時間です
ご家族、ご親族の皆様の手でお柩の蓋を閉じていただき
これよりご出棺のときでございます
この後は故人様がお勤めされていた
昭和区の職場を経由されてのご出棺でございます
ご家族、ご親族をはじめ故人様と縁のございました皆様方が
日々を健やかに笑顔でお過ごしいただくことが何よりのご供養になることと存じます
まだ寒い日もございますので、皆様もどうぞご自愛ください
お疲れ様でございました