こんにちは、平安会館 有松斎場 の 田尻と申します
次第に暖かくなり、春の兆しを感じる3月のひと日…
一人の尊き女性のご葬儀 ご家族、ご親戚、友人の皆様に
見守られながら執り行われました
ご自分の愛するお母様を納得のいく形でおくりたい…
祭壇中央からは、温かいまなざしで皆様を見守っていらっしゃる故人様
親しい御友人方も早くからお集まりになり、式の始まる前には喪主である息子様と
想い出話などに花を咲かせていらっしゃいました
「綺麗になったね」
「穏やかな顔で良かった」 「笑っているわ」
そんな故人様を思う気持ちが聞こえてくるようです
この度は、時間に追われることなくゆっくりと親しい人たちだけで
おくられました
想い出の写真のなかには、50歳を過ぎた頃から御友人に誘われて目覚めた海外旅行
の写真が多くありました
溢れ出る笑顔からは「楽しかったんだろうなぁ」と写真を拝見しているこちらが
幸せをお裾分けしていただきました
喪主様からの挨拶では
「小さい頃から私が迷惑をかけてしまっても、優しい母はいつも私の味方でした」と
お母様への感謝の想いと参列いただいた皆様への御礼の言葉を賜りました
お柩の中へは、お供えされていた好物をたくさん納められました
大好きでいらしたすき焼き、うな重、イチゴをはじめ飴や果物に煮物まで!
普段の食事は一口二口が限度でしたが、うな重だけは普段以上に召し上がっていたそうです
よほど美味しかったんですね
最後のお別れでは、たくさんの花々を手向けていただきました
口元はお供えされていたミルクにて…
皆様に力添えいただき、ご出棺でございます
ご家族の皆様が、健やかに日々をお過ごしいただくことが
何よりの供養になるかと存じます
お疲れ様でございました、ご自愛下さい