昭和川名斎場 佐々木です。
奥様が若くしてお亡くなりになられたお葬式がございました。
「私の祖先は皆60代で亡くなっているから、私もきっと…それでもいいの?」
旦那様はそれでもいいよとお返事し、ご結婚されたそうです。
旦那様は奥様がやりたいことをいろいろ応援し続けてこられました。
奥様は水墨画や水彩画、篆刻などの作品を残していかれました。
祭壇脇だけでなく式場入り口にも作品を飾りました。
こうした作品を作れるようになるまで
奥様は一所懸命に勉強され、
旦那様も一所懸命に応援されてこられたのです。
通夜式後は参列者の皆様が作品をご覧になり、たくさんの想い出話をされてみえました。
ご親族様やお寺様の控室にも床の間に掛け軸を飾りおくつろぎ頂きました。
奥様がお好きだった映画のメインテーマが式場内に流れる中、最後のお別れを迎えられました。
映画にちなんで柩の蓋の裏にひまわり畑をイメージ出来るように飾りました。
きっと奥様はひまわりがいっぱい咲くかの地で旦那様に「ありがとう」と仰っていることでしょう。
ご冥福をお祈り申し上げます。