冷たい風の中にも日差しのぬくもりが温かくなってまいりました。
先日、守山斎場にてお手伝いしたご葬儀の様子です。
ご自宅に伺うと玄関に入って正面に
「春蘭」と温かな優しい習字が額に納められていました。
花言葉のように「飾らない心」でご家族に春の温かさを届けて下さった故人様。
そんな故人様のお人柄、感謝の気持ちを形に、と
ご家族からお話を伺ってお作りした特別なお礼状。
洋裁が得意で幼い日のお子様の洋服はほとんど手作り。
「時には市販の物が着たいとねだったこともありました」
と長女様がお話下さいました。
教室に通い嗜まれた習字の作品もたくさん。
信可楽也・・・
『蘭亭序』という書物の「信(まこと)に楽しむ可き(べき)也」の一節だそうです。
これからもみんなと楽しく過ごしたい、みんなに楽しく過ごしてほしい・・・
そんな気持ちが込められているようです。
お別れのとき。
最期のお花手向けをして頂きました。
遠方からも多くの親族、友人が集まり
皆様最期のときを過ごされました。
無事ご自宅へと帰られた故人様。
お疲れ様でございました。
大切な方をお送りするお手伝いできたご縁に感謝して、
スタッフ一同ご冥福をお祈り致します。