平安会館 島田橋斎場の小菅です。
春の知らせが聞こえてくる2月の終わり、大切な方のご葬儀を執り行いました。
78歳まで現役の大工職人として働かれた利之様。
懸命に働き、大切なご家族を守られたお父様としての存在。
日々の息抜きには、畑で作物を育てたり、植木を剪定されたり…
ご自宅で咲いた梅・水仙の花と金柑の実。
お嬢様が花束にされ、お柩の上へとお供えされました。
利之様のお写真も、とても満足そうに笑みをこぼしているように感じます。
皆様からの合掌。
それぞれのお心に、利之様を偲ばれ、
合わせた手のひらでございました。
喪主様から、ご縁を頂かれた皆様へのお礼のご挨拶。
今までの悲しい気持ちがこみ上げ、あふれる多くの想い。
ご親族の方々も、涙を流され、今までの思い出を振り返っていたように感じました。
多くの人に見守られ、たくさんのお花を手向けて頂き、いよいよ最後のお別れです。
喪主様より「長い間ありがとう。お疲れ様」と声掛けがありました。皆様の気持ちを込められた一言でした。
また自分達は大丈夫だから、安心して見守っていてほしいと投げかけているようにも感じました。
彼の地では、奥様と再会され、
久しぶりに過ごされるお二人の時間。
お二人でお孫様のご活躍やひ孫様のご成長を楽しみにされることでしょう。
利之様が歩まれた尊い道のり、本当にお疲れ様で御座いました。
島田橋斎場スタッフ一同、心よりご冥福をお祈り申し上げます。