寒さも厳しくなってきた12月のひとひ。
多くの方に慕われるちゃんぽん屋さんを築いたお父様の式が執り行われました。
戦時中に生まれ、幼いころからたくさんの苦労を重ねてきたお父様。
長崎で食べたちゃんぽんの味が忘れられずに修行をされ今の「ばってん」の味が出来上がりました。
式場にはちゃんぽんを作る際に着ていた白衣やたくさんの思い出のお写真をお飾りしました。
お父様の味をこよなく愛した「ばってん」ファンの方々とのお写真。
たくさんの笑みがこぼれています。
息子様、お孫様、そしてお腹の中のひ孫様・・・
皆様がお父様に最後のお別れを行いました。
「おばあちゃんと2人仲良く歩いて行ってね」
お孫様が読み上げたお別れのお言葉に式場が涙しました。
長く商売をしていると困ったこともたくさんあったと思いますが、それでも弱音を口にすることは一度もなかったそうです。
そんなお父様の背中を見ながら、今度は喪主様がお父様の味を守っていくと心に決められたそうです。
お父様も頼もしい息子様方に引き継げ、安心されていることだと存じます。
長きにわたり、ちゃんぽんの味を支えてきたお父様に最後は拍手で見送ってほしい。
そんな喪主様のお気持ちから、出棺時お見送りの方は盛大な拍手で送られました。
今後はお母様の待つところへ
お父様も一緒にゆっくりと過ごしてほしい。
そして代々受け継がれるご家族と
「ばってん」を温かく見守り続けてくれることでしょう。
平安会館東海荒尾斎場スタッフ一同
心よりお父様のご冥福をお祈り致します。
(写真:河野、大森)