こんにちは。
平安会館 春日井東斎場 今泉です。
朝夕の冷え込みが、一層厳しくなってきました。
先日、ご家族に愛し愛されたお父様をお送りしました。
国鉄に勤め、懸命に家族の暮らしを支えてくれた方でした。
物静かで口数は少ない方でしたが、とても優しいお人柄で、ご家族はもちろん、ご近所の方々からも慕われていたそうです。
お通夜には、たくさんのご親族やご会葬の方がお越しになられました。
お寺様のご法話の中で、故人様の戒名についてお話頂きました。
『 安康法心居士』(あんこうほうしんこじ)
故人様を表すお名前から「安」
ひたすら穏やかな様子を表す「安康」から「康」
4文字目は諱(いみな)で、安心立命から「心」
3文字目は「康」「心」に対応する「法」
誰にでも優しい故人様に、ぴったりの戒名ではないでしょうか。
お孫様方やひ孫ちゃん達に愛されていたおじいちゃん。
大好きな家族に囲まれた人生は、きっと幸せだったに違いありません。
式壇前には、お孫様から大好きなおじいちゃんへ贈られたプレゼントをお飾り致しました。
『
かけがえのないおじいちゃん
とびっきりの愛情と
うれし楽しい幸せ 届けてくれる
やさしい心をありがとう
すえ広がりの輝く人生
おだやかに ずっと元気に長生きを
』
こちらをお預かりした際、
「八十八歳だから、本当にすえ広がりだったね。」
と、お孫様がおっしゃっていました。
最期のお別れの時……。
皆様が折った折り紙や手紙を手向けて頂きました。
お花の一本一本に感謝の想いを込めてのお別れでした。
当たり前だった風景は、色褪せない大切な風景へと変わり、
故人様の想い出はいつまでも、ご家族皆様のお心の中で残っていくことでしょう。
春日井東斎場スタッフ一同、心より故人様のご冥福をお祈り致します。
(写真左:今泉・坂本)