こんにちは 平安会館 名古屋斎場 木全です。
季節の花が時とともに
静かに移ろいゆくように人生もまた
静かに過ぎて参ります。
お母様のお話しはお嬢様に伺いました。
お母様が、七人兄弟の長男であるお父様のもとへ嫁がれたのは、何十年も前のことです。
当時、ご長男のお嫁様が大変だったように、
その苦労はお嬢様にとって想像できないものが
あったと感じられています。
しかしながら、持ち前の明るさと元気で、
弟や妹たちの親代わりとなり育て上げられた、お母様。
ほどなくして『上飯田温泉』を切り盛りし、更に忙しい日々を送られましたが、
たくさんの趣味を楽しみ、充実したひとときも過ごされました。
中でも短歌に心を寄せ、それまで謡いあげたものを詩集にしたため、出版されたことは印象深く残っています。
休日に詩吟を吟じ、楽しむ光景も記憶に鮮やかに残っていらっしゃいます。
初孫が誕生されると、目を細め可愛がってくれたおばあちゃんの優しさも忘れられません。
別れの寂しさは言葉になりませんが、
何よりも育ててくれたことに感謝の気持ちをこめ
精一杯のお心でお送り頂きました。
喪主様をはじめご親族の皆様
ご葬儀の際はお疲れ様でございました。
お母様のご冥福を心よりお念じ申し上げます。
【写真】 右端:木全