こんにちは。平安会館 春日井東斎場館長の伊藤です。
木々も紅葉し始め、朝晩の冷え込みが段々と厳しく
なってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
私は今回、休暇を頂き三日間の日程で台風19号による
河川の氾濫で被災した長野県へ災害ボランティアへ
名古屋斎場の古村館長と参加して参りました。
台風19号が過ぎ去ってから、既に一ヶ月が経過して
いますが、自宅内とお庭に溜まった泥の除去が
ようやく終わったばかりだそうで、室内には畳一枚
入っていませんでした。
場所にもよりますが、浸水は1メートル50センチ~
1メートル80センチ程あった様です。
活動場所は決壊した河川のすぐ傍にあり特に被害の
大きかったりんご農家さんで、作業内容は主に
畑一面に溜まった泥と災害ゴミの撤去でした。
泥の堆積は目算ですが、40センチ程でした。
農家の方が丹精込めて育てられ出荷を待つばかりの
りんごも全て駄目になってしまいました。
堆積した泥を除去しないと、りんごの木も駄目に
なってしまい、来年実をつける事も難しくなる
そうです。
被災者の方々に一日でも早く普通の生活に戻って
欲しいと願い全国からたくさんの方がボランティアに
参加されていました。同じ想いを持つ者同士
「頑張ろう」、「ありがとう」等、気持ちの良い
会話が飛び交っていました。
りんご農家の方とお話しした際に「命があって家族が
無事だっただけで本当に有り難い、体さえ無事なら
何とかなる」と仰られていた言葉が印象に残ります。
三日間という本当に短い時間のお手伝いでしたが、
町の復興を心から応援しています。