平安会館 名古屋斎場 鈴木です
白梅がほころび、
日はうららかで春の気配がそこはかとなく漂う三月・・・
あたたかな想いを込めて、
大切なお母様をお送りいただきました。
幾多の苦労を乗り越え、何事も前向きに、
生き甲斐をもって取り組んできた根っからの働き者だったお母様。
長年、着物を包む『たとう紙』の製造と販売に励んでいらしたそうです。
「持ち前の明るさでどんなお客様とも和やかに接し、
生き生きと働く母は、皆様に随分と慕われていました」
周囲の方と触れ合う時間はお母様にとっても
かけがえのないものだったことでしょう・・・
お孫様やひ孫様に会うたび
「可愛らしいわね」
「大きくなったわね」
と頬を緩ませ、成長を楽しみに過ごされた晩年・・・
お母様のあたたかな面影を思い返しながら
ご焼香でございます。
一晩、お母様のお近くにご安置されたお念珠は
導師様からご家族の皆様へとお渡しされました。
お母様からの最後の贈り物は
想い出と共にいつまでも・・・
二日間お疲れ様でございました。
向かう彼の地でも、たくさんのお花に囲まれ、笑顔のことと存じます。
花冷えに風邪など召されませぬようご自愛ください。
お母様のご冥福を心からお祈り申し上げます。
【左側:鈴木】